工事概要 |
南海トラフ巨大地震に備え、尼崎西宮芦屋港の尼崎地区で地震時の液状化による防潮堤の沈下を防ぐことを目的とした工事です。
沈下対策は総延長5.2キロの区間で予定し、とくに尼ロック西側が被害を受ければ、浸水の拡大が予想されることから先導的に沈下対策を進めました。初弾工事の延長は180メートルを薬液注入工法で防潮堤基礎の地盤改良(運河側510本、外海側339本)を行いました。また、今後の沈下対策の検討や他の対策個所に活用するため、水質や構造物の変状など周辺の環境調査、改良後の地盤強度を調べるなどモニタリング調査を実施しました。 |