東京湾横断道路データ
事業主体 | 日本道路公団 うち海上の工事を東京湾横断道路株式会社が担当 |
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道路名 | 東京湾横断道路 |
路線名 | 一般国道409号 |
区 間 |
川崎市川崎区浮島町地先より 木更津市中島地先まで |
延 長 | 約15.1km トンネル(延長9.5km) 橋(延長4.4km) |
人工島面積 | 川崎人工島…3ha 木更津人工島…6ha |
幅員及び車線数 | 3.5m×4車線(将来構想6車線) |
設計速度 | 80km/h |
推定交通量 | 供用時33,000台/日 20年後64,000台/日 |
工 期 | 1987年7月~97年3月 |
総事業費 | 1兆4,400億円 |
海上の首都交通網構築に技術力と設備力を発揮
東京湾横断道路は海上に新たな交通ルートを形成することによって、「新首都圏の創造と調和」を果たす社会資本として計画されています。
このプロジェクトのうち海上橋梁部分では首都圏の玄関口にふさわしい景観を演出するため、意匠性や経済性、施工性などを比較検討し、曲線を取り入れたY形橋脚を採用。橋梁は沖合部、浅瀬部とも走行性と耐震性の向上を図るため多径間連続化を図っているのが大きな特徴です。
工事に際しては水深が非常に浅く、地盤も悪いという厳しい条件が重なったため、下部工構造形式は工費、工期、施工性に優れた鋼製水中橋脚(鋼管杭基礎)が採用されました。
また、上部架設工事にはあらかじめ製作された橋桁を台船に載せ曳航し、潮位の差を利用して橋脚に設置する「ポンツーン式一括架設」が部分的に採用されました。
海上長大橋架設工事は、吉田組がすでに関西国際空港でプロジェクト経験を積んだものであり、東京湾横断道路でもその技術力と設備力をいかんなく発揮しました。
海底面地盤改良工
鋼管杭打設工
橋脚輸送
橋脚コンクリート打設工