大和川線 常盤東開削工事データ
工事事業主 | 大阪府 |
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工事場所 | 大阪府堺市北区常磐町3丁目~大阪府松原市天美西8丁目 |
工事対象施設 | シールド発進到達用立坑 2基 立坑間の拡張区間を地中連続壁と度留支保工構造にて開削施工 |
設計者 |
立坑 日本シビックコンサルタント株式会社 土留工 株式会社日建技術コンサルタント |
計画基礎数値 | 道路の延長 9.9km 道路の区分 本線 第2種 第1級 / ランプ A規格(道路構造令) 車線数 本線 4車線 / ランプ 1車線 設計速度 本線 80km・60km / ランプ 40km 道路構造 地下構造、掘削構造等 |
工期 | 2007年12月18日~2013年2月15日 |
工事費 | 158億4千万円 |
事業費 | 4341億円 |
事業概要
都市計画道路大和川線は、「大阪都心部における新たな環状道路」の一部を形成する路線であり、堺市堺区築港八幡町で阪神高速道路4号湾岸線により分岐し、松原市三宅中で阪神高速道路14号松原線に連絡する全長約9.9kmの自動車専用道路です。
都市計画道路大和川線が整備されると、大阪南部地域においては臨海部と内陸部が高速道路で直結され、東西方向一般道の交通混雑が大幅に緩和されるとともに、高速道路利用の利便性が大きく向上されます。
道路構造は、大和川の景観保護、周辺市街地の環境への影響、沿道の土地利用との整合などを勘案し、4号湾岸線ならびに14号松原線との接合部を除いて、基本的に地下構造または掘割構造を採用しています。
常磐東開削トンネル工区概要
都市計画道路大和川線のうち、常磐東ランプと本線を接続する常磐東開削トンネル部L=233.3mの区間です。
工事は、シールド工法の発進到達立坑部としてニューマチックケーソン工法により2基の立坑を先行し構築しました。
No.4立坑とNo.5立坑の間は、本線からランプ線形への拡幅区間であり、地中連続壁と土留支保工構造にて開削施工を行いました。
主要工事内容
No.4立坑築造工(ニューマチックケーソン) | 幅54.0m × 23.7m | 深さ約45.6m(GL~刃口) |
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No.5立坑築造工(ニューマチックケーソン) | 幅36.1m × 25.2m | 深さ約47.9m(GL~刃口) |
土留工(地中連続壁工) | 施工延長約379m | 深さ72m 芯材長55m |
山留支保工 | 約10,000t | |
掘削工 | 約206,000立方メートル |
工事完成図
工事完成イメージ図
工事工程図
施工写真集