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東京国際空港D滑走路外工事データ

工事事業主 羽田再拡張D滑走路建設工事共同企業体
工事場所 東京都大田区羽田空港 東京国際空港地先
工事対象施設 滑走路(2,500m×60m)及び連絡誘導路(本体幅30m×2本)に関する基本施設、航空保安施設、付帯施設、基盤施設、 東京港第一航路移設
計画基礎数値 年間旅客数
国際航空旅客数 700万人/年
国内航空旅客数 8,700万人/年
年間国際貨物取扱量:50万 t /年
年間発着回数:40.7万回/年
工  期 2005年3月~10年8月
事業費 598億5千万円

需要増加に伴う4本目の滑走路

東京国際空港は、国内航空旅客の約60%が利用する国内航空輸送ネットワークの要であり、今後さらに国内航空需要の増大が見込まれる中、既にその能力の限界に達しています。
再拡張事業は、D滑走路、国際線地区の旅客ターミナル、貨物ターミナル、エプロンの各整備事業で構成されています。このうち、D滑走路整備事は年間の発着能力を現在の29.6万回から40.7万回に増強するために、新たに4本目の滑走路を整備する事業です。この整備で発着容量制約の解消、多様な路線網の形成などで利用者の利便性向上が図られ、さらに将来の国内航空需要に対する発着枠を確保しつつ、国際線定期便の受け入れも可能とします。

工事概要

本工事は、東京国際空港D滑走路建設外工事の内、桟橋部におけるジャケット据付を鹿島JV(15社)より請負い施工するものです。ジャケットとは、鋼管で組立てた立体トラス構造物です。標準型W63m×L45m×H35m、最大重量は約1600t/基を当社請負で194基据付(全体198基)をする工事です。(H20.1.8ジャケット据付開始~H22.1.27ジャケット据付完了)

作業内容

ジャケット据付場所が、現空港のA滑走路及びC滑走路に隣接している為、航空制限高さ(AP+52.5m)または航空制限解除時間内でのジャケット据付条件が強いられました。 航空制限高さ及び航空制限解除時間の遵守、施工性及び安全性の確保、据付精度の向上を図る為、羽田ジャケット据付専用船として3000t吊起重機船『第28吉田号』を2400t吊低頭式起重機船に改造し、標準部ジャケット据付を行いました。また、異型部ジャケットについては、特殊吊ビームを製作し、3700t吊起重機船『第50吉田号』により施工しました。

低頭式起重機船第28吉田号

施工写真集